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*インターンブログ①*【12月22日】三菱UFJリサーチ&コンサルティング主催のSDGsイベントに参加


 こんにちは!インターンの山中です。今回はインターンブログ第1回目ということで、以下のイベントに参加した記事を書きました。お読みいただけたら幸いです。

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三菱UFJリサーチ&コンサルティング主催のSDGsイベントに参加

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが「シンクタンクとして新しい価値を生み届ける」ということを目的に開いている創作系ワークショップあね会。あね会では、第5回からSDGsに関する内容を扱っているようで、その中で12月22日に行われた第9回あね会にインターン山中が参加してきた。

第9回の内容は、プレゼンテーション(株式会社エンパブリック代表取締役、一般社団法人GrowAsPeople代表理事)セッション、ダイアログセッション、エクスチェンジセッションの3つからなる。今回はその一部をご紹介する。

SDGsは使いこなすもの(広石氏話題提供より)

 SDGsは「守らなきゃいけないもの」という認識があるが、使いこなすものだ、と広石拓司氏(株式会社エンパブリック代表取締役)は言う。SDGsの話をすると、新しい環境規制が始まったと嫌煙されがちであるが、そうではない。これは、環境・経済・社会を絡み合わせた統合的目標を全てのセクターが参加して解決していく17の目標である。民間企業では、例えば、伊藤園、ネスカフェ、クボタが耕作放棄や貧困放棄に対する取り組みを行っている。このような問題が放置されることで結果として上記の企業のビジネスに負の影響を与えるためだ。それに加え、現在欧米を中心にEnvironmental, Social and Governance (ESG)投資を行う投資家が増えてきている。ゆえに、これから企業は財務諸表だけでなく、6つの資本(財務、製造、人的、知的、社会・関係、自然)をいかに扱っているかの報告も求められることになる。今まで以上に企業に求められることが増えてきているとも言えるが、逆にいえば、SDGsを解決していくことで、好ましいビジネス環境をもたらすことができるとも言える。つまり、SDGsは使いこなすものなのである。企業に求められているのは、「環境の変化や社会のニーズを捉え、アクションできるか」ということだ。

 「SDGsを前提とする世界で、あなたはどんな価値を生み出しますか?」広石氏は、この言葉で締めくくった。

ゴールごとで関心度が違うという問題がある(角間氏話題提供より)

 「ゴールごとで関心や寄付を集められる量が違う」と角間惇一郎氏(一般社団法人GrowAsPeople代表理事)は言う。

 一般社団法人GrowAsPeopleは、「どんな状況にいても孤立せず、望めば次にいける。」そんなセカイをつくろう。ということを掲げて活動している。そのために、①相談を通した国内の夜の業界に関しての数字を伴う情報の収集、②『セカンドキャリア』の機会提供、③これらを踏まえた情報発信をしている。「風俗嬢」という言葉の定義すら存在しない夜のまちのあらゆる数字を計測することで、問題点を洗い出したのだ。その結果、40歳の壁(出勤回数の減少に伴う稼ぎの減少)や多くの余剰時間等が分かった。(詳しくはこちらへ)これを基に、キャストの相談受付もしているのだが、彼らの課題を分類する上でSDGsは非常に役に立つ。しかしながら、SDGsにも問題点はある。それは、明確にテーマ分けしたSDGsならではの問題だ。17個にゴールを分けてしまえば、人気ランキングができてしまう。すると寄付の額もゴールごとに変わってくることになる。つまり今SDGsに求めたいことは、課題を明確にすることだけでなく、この問題に対する明確なソリューションを提供することだ。

 ダイアログセッション、エクスチェンジセッションでは、参加者同時が議論や情報交換ができる場所になっていたが、官民学生、様々な立場の参加者がいて、とても有意義な時間となっていた。SDGsは目標ばかり掲げていて、具体的なものは何も書かれていない、という批判をする人をよく見る。しかし、だからこそ様々なセクターがこのような場を利用し、自分の日常生活とSDGsをどう結び付けていくのかを考えていく必要があるのではないかと感じた。非常に有意義な会だった。

 あね会のファシリテータを務める三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の小柴巌和氏によると、次回のあね会は2/20日に開催されるようだ。「あね会から生まれたグローバル・ヘルスに関するMURC事業を紹介し、この仕掛けを発展させる方法について一緒に考えましょう!」様々な立場の人と議論できる機会は日常生活で中々見つかりづらいのではないだろうか。興味がある方は、是非。

 又、同社は2月10日(土)に「開発協力のあり方に関するシンポジウム:SDGs時代の開発協力における民間企業の役割~ALL Japanからの脱却。“Global Design with Japan”を展望する~」を開催する。定員は60名だそうだ。応募はお早めに。

一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

インターン

山中咲美里

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