2020年オリパラ、そして2030年:2020年を起点に考える未来
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク主催 スピーカーシリーズ企画
サステナブル・ストーリー・プロジェクト第3弾
2020年オリパラ、そして2030年:2020年を起点に考える未来
6月29日 18:30-20:30 @ 3X3 Lab
2020年は東京オリンピック・パラリンピック開催。開催に先駆け、各地でオリパラに関わる様々なイベントが開催されています。同時に、国際的な流れで考えた時、2020年はSDGs施行から5年という節の年であり、2030年までの各ゴールの達成のその程度が改めて問われることになります。
日本は2016年より政府のSDGs推進円卓会議(本部長:安倍首相)の設置から始まり、民間企業におけるSDGsの評価と事業への反映、さらにオリパラを迎えるにあたりビジネスと人権、サプライチェーンへの議論など、マルチセクターの取り組みが行われています。他方、オリパラをめぐる議論については、オリパラにおけるSDGsへの配慮が中心になりやすく、オリパラを起点に2030年、さらにその先の「持続可能な社会」を目指すバックキャスティングな議論につながっていないのが現状です。
本イベントは、現状からオリパラを展望するのではなく、2030年のあるべき社会の姿からオリンピック・パラリンピックを考えます。
「続く社会」とはなにか、そこでオリンピック・パラリンピックが一過性のイベントではなく、起点となるためには何をすべきか、様々な立場の論点を取り上げることで、考えてみたいと考えています。
特に、「他人事」、「東京のイベント」としてのオリパラではなく、わたしたち個々人、家族、地域の自分事として、あるべき社会の姿を具体的に描けるよう、2020年東京大会で初めて初で導入されるホストタウン(事前のキャンプ地ではなく、地域と相手国の交流を中心とした「事後交流型」ホストタウン)を考えることで、オリパラの諸課題を発見し、SDGsで世界各地の共通課題と見比べながら、自分たちの課題解決策が地域や世界の未来にもたらす貢献を考えます。
終了後に交流会も予定していますので、ぜひご参加ください。
イベント概要
日時:2018年6月29日(金)18:30-20:30(受付は18:00~)
会場:3×3Lab Future (東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビル1階)
協賛:三菱地所(株)
司会:SDGsジャパン業務執行理事 長島美紀
本イベントは(独法)環境再生保全機構 地球環境基金の助成により実施しています。
TIME SCHEDULE
18:00 受付開始
18:30 開会挨拶(SDGsジャパン・イベント趣旨説明)
18:35 「ホストタウンとは何か」(RRPFとCePiC・説明)
18:45 KEY SPEECH 「オリパラ課題①:食と農業。持続可能な農業と食とは」(15min.)
農林水産省 大臣官房国際部 国際地域課 福田かおる 課長補佐
19:00 KEY SPEECH 「オリパラ課題②:世界の感染症を理解する。日本での対策とは(15min.)
外務省 国際協力局 地球規模課題総括課 鷲見学 国際保健室長
19:15 KEY SPEECH 「オリパラ課題③:人材交流。文化交流は2030年にどんな意味を持つか」(15min.)
文部科学省 神代浩 東京国立近代美術館長
19:30 KEY SPEECH 「オリパラ課題④:公園。みんなと考える公共空間のこれから」(15min.)
国土交通省 都市局 都市計画課 課長補佐 一言太郎 課長補佐
19:45 DISCUSSIONと質疑応答
「2030年の日本の予測とオリパラの意味。一過性で終わらないために」(45min.)
モデレーター: 一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク 新田英理子(公共空間の未来)
コメンテーター
一般社団法人オーガニック・ビレッジ・ジャパン 種藤潤(食と農業への回答)
認定NPO法人Malaria No More Japan専務理事 水野達男(感染症への回答)
認定NPO法人開発教育協会(DEAR)中村 絵乃(人材交流への回答)
株式会社新産業創出研究所 代表取締役所長 廣常 啓一(公園・公共空間への回答
20:30 閉会挨拶(SDGs市民社会ネットワーク)
終了後希望者で懇親会(懇親会費は約3000円です。当日受付で徴収します)
お申込方法:
http://sdgssustainablestory3.peatix.comよりお申し込みください。
会場へのアクセス
3×3Lab Future
住所:東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビル1階
公共機関でのアクセス:
東京メトロ東西線・千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・都営三田線「大手町駅」(C10出口)より徒歩約2分
サステナブル・ストーリー・プロジェクトとは
2016年から始まった持続可能な開発目標(SDGs)。
2015年までのミレニアム開発目標(MDGs)と異なり、環境保全やディーセント・ワークなど先進国も対象となること、また掲げた目標が社会開発にとどまらず環境、経済などあらゆる分野にわたることなどから、近年大きく注目されています。
しかし他方で、幅広い内容を含むがゆえに、「自分事化できない」という声も聞かれます。ゴールとゴールのつながりや、自分たちの身の回りの課題とSDGsはどうつながっているのか、単にSDGsではなく各課題のストーリーを通じた「自分事化」が必要になっています。
SDGs市民社会ネットワークでは、こうした状況を背景に、「サステナブル・ストーリー・プロジェクト」を2017年より開始しました。個別具体的なトピックについてNGO、アカデミア、民間セクター、自治体、省庁などあらゆる「SDGs」にかかわる人が登壇し、多角的な角度で「サステナブルな世の中」について議論します。「続く世界」とは何か、身の回りの課題から考えてみませんか?