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2/27開催「だれひとりとり残さない~SDGsが達成された世界を実現するために」~考え、言葉にして、歩き出す・WHAT&HOWの第一歩~

  • 日時:2018年2月27日(水) 15:00~18:00(開場:14:30~) 18:00-19:30はマルチステークホルダー交流会があります。(任意参加)

  • 会場:ブリット記念ホール (聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ 3階)

  • 主催:一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

  • 参加人数:先着順150名

  • 参加費:資料代として1,000円

  • 参加対象者:SDGsの目標達成に関心のある方ならどなたでも

  • 参加申込方法:事前にURLまたはPEATIXから申し込みください

  • PEATIX: https://sdgsjapan-0227event.peatix.com/

  • 協力:聖心女子大学グローバル共生研究所

  • 後援:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター

  • *このイベントは、一部独立行政法人地球環境基金の助成を受けて実施します。

 

概要

「だれひとりとり残さない(Leave No One Behind)」。

そんなテーマを掲げて2030年という期限を設けて始まった持続可能な開発目標(SDGs)は、言葉としては広がりを見せつつあり、イベントやメディアで、取り上げられない日はないといっても過言ではありません。SDGsに関する認知度も15%近くに達成し、ファッション誌での特集やキャラクターによるSDGsの紹介、ESG投資での関連、大学での講義のテーマになるなど、これまでになく多様な場面でSDGsはとりあげられ、その普及が進められ、もはやSDGsは2018年の「もうひとつの流行語」といっても過言ではないでしょう。

SDGsが社会を考えるキーワードとなっている今、わたしたちSDGs市民社会ネットワーク(以下SDGsジャパン)は改めて、「とり残されがちな人々」の課題を中心に置き、現状と到達点を考える機会を設けたいと考えます。

昨年11月にSDGsジャパンでは、全国の100以上の会員団体を中心としたあらゆる分野で活動するNGO/NPOからの声をもとに、「ボトムアップアクションプラン」を作成、日本政府へ提出してきました。

今回のイベントではこのボトムアップアクションプランでも語りつくせなかった、「社会の隙間」の課題を考え、声にする場にしたいと考えています。同時に、その拾い上げた声をどう届けるのか、表現方法のあり方も考える場としたいと考えています。

第1部は、地域の現場から起こっているSDGsと社会課題を結び付けた取り組みをご紹介します。社会で「とり残されがちな人々」の課題を中心においた活動をしているわたしたちだからこそ拾い上げる声とその中身を考えたいと思います。第2部は、第1部を踏まえて、社会の隙間から浮かび上がった「声」をどのように社会に、そして政府へ届けるのか、またそれをどう表現するのか、みなさまと一緒に考えます。

SDGsの実現には「何が課題か」だけではなく、「どう伝えるか」「どう解決するのか」が必要です。第1部、第2部を通じて参加者の皆様と議論し、考え、次の行動につなげる場にできればと考えています。

より幅広い皆様からのご参加をお待ちしております。

 

イベント構成

15:00 開会挨拶 黒田かをり(SDGsジャパン代表理事)

第1部(15:20~16:50 )「世界はどこへ向かうのか。社会の隙間に潜む声を拾うには」

第1部はこれまでSDGsジャパンが設立以来2年にわたり拾い上げてきた社会の課題を考える場とします。とりわけ地域や移民といった側面に光を当て、目にされることが少ない課題を考え、まとめてきます。

15:20トークセッション 「地域の実感を伝え、共有する。社会の隙間を考える~とり残される個人、隠れた物語」

コーディネーター:新田英理子(SDGsジャパン事務局長代行)

  • 移住者の物語:難民・技能実習生・移民:災害時における多言語対応の課題

  • ー・コモンズ 代表理事 横田能洋さん)

  • 届けられない物語:相対的貧困と「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(ギャンブル依存症は個人の問題なのか?大阪万博とリゾート法)

  • 大阪ボランティア協会 事務局長 永井美佳さん)

  • 忘れられる物語:持続可能な地域を経済視点でみる~家族の健康からと地域型のスーパーマーケット経営~(四国生物多様性ネットワーク 谷川 徹さん)

  • 物語の隙間を埋めるには:ボトムアップアクションプランの説明と質疑応答及び意見交換

16:45 まとめ(稲場雅紀 SDGsジャパン業務執行理事)

16:50 休憩

第2部(16:50-18:00)「声を届ける 社会との協働」

第2部では第1部の「伝える声は何か」をうけ、それをどのように届けるのか、企業やアートによる表現のあり方、メディアとのつながりを考えます。届きにくい声をどう届けるのか、そこにアートや商品はどのように関連するのか、その声を聞きます。

コーディネーター:長島美紀(SDGsジャパン業務執行理事)

16:50 趣旨説明

16:55 語りから引き出す。異なるコラボから生まれる発見(各25分)

  • 「SDGsをつたえる一歩:SDGsバッチ作成から見える物語」NPO法人しんせい×山口産業

  • 「SDGsXART:アート活動を通じたSDGsを伝えるということ」蟹江杏

17:55 まとめ(星野智子・SDGsジャパン業務執行理事)

18:00 第2部閉会

閉会挨拶:今田克司(SDGsジャパン業務執行理事)

18:00-19:30 第3部 マルチステークホルダー交流会(任意参加)

この時間には第1部、第2部を受けて、それぞれの分野、立場の人たちとともに交流しながら、自分たちに何ができるのか考えます。登壇者やゲストとともにテーマの関心に沿って、質問や意見交換を実施。その後、フリートークの時間とします。このセッションは社会的責任ユニットの団体が構成しているNNネットとの共催とします。

ゲスト:北海道国際交流センター 事務局長 池田 誠氏

話題提供者:黒田かをり(CSOネットワーク)、堀江良彰(AARジャパン)

ファシリテーター:星野智子(社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク/NNネット)

 

登壇者プロフィール

黒田 かをり(一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク代表理事、(一財)CSOネットワーク事務局長・理事。SDSN Japan理事)

民間企業勤務後、米国コロンビア大学ビジネススクール、日本経済経営研究所、アジア財団を経て、03年から国際協力・開発分野での市民社会組織のグローバルなネットワークを進める。「CSO連絡会(現・CSOネットワーク)」に勤務。06年国際交流基金日米センターのNPOフェローシップで、国際労働規格SA8000を策定・認定する「Social Accountability International」にて研修。07年10月よりISO26000策定の日本のNGOエキスパートを務める。00年米国イリノイ州公認会計士資格取得。

第1部 

横田 能洋(茨城NPOセンター・コモンズ 代表理事)

永井 美佳(社会福祉法人大阪ボランティア協会 事務局長)


学生時代に市民活動にはまりこの世界で生きることを決意。 複数の市民活動団体で修行後、大阪ボランティア協会へ1995年9月に入職。 2016年4月より事務局長、2017年6月より現職。 「市民の力を信じる」を信条に、社会問題解決の場に市民参加を促すコーディネーションに日々邁進。 ボランティアコーディネーション力1級検定合格、准認定ファンドレーザー。

谷川 徹(四国生物多様性ネットワーク事務局 農と生きもの研究所 代表) 

大学在学中にカナダのアウトドアガイド養成学校へ留学、卒業後動物植物関連のコースを持つ民間教育機関にて勤務。退社後にアジア・ラテンアメリカの辺境を2年間旅して、20年前に高知県山間部に移住し、地域の有機物循環による生きものと共存した、化学合成薬剤を使わない農業を始める。その後田んぼの生きもの調査に出会い、農と地域生態系のつながりを「生きもの観察」の手法で伝える活動を始める。2015年前後からSDGsにかかわり、自然資本を中心とした持続型地域作りに参加している。

新田 英理子(一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク事務局長代行、認定NPO法人日本NPOセンター特別研究員)

大学卒業後、民間企業、環境NPOなどでの嘱託スタッフやボランティアを経験後、98年より日本NPOセンターの専従有給スタッフとして、NPO支援全般にかかわる。14年から事務局長(17年3月末で退任)。17年より、SDGsジャパンに地域連携事業担当アドバイザーとして出向、18年4月より同団体事務局長代行。日本NPOセンターでは、特別研究員としてNPO法20周年記念プロジェクトやSDGsの地域での取り組み支援を行う。NPOの視点からNPOとNPO、企業とNPO、行政とNPOなど、多様な人々の参画によってつづく社会を創り出す喜びを大切にしている。

稲場 雅紀(一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク業務執行理事、NPO法人アフリカ日本協議会国際保健部門ディレクター)

90年代に横浜市の日雇労働者の街・寿町で保健・医療の活動に従事。その後、LGBTの人権やHIV/AIDSの活動を経て、2002年からNPO法人アフリカ日本協議会で感染症や国際保健に関する政策提言や連携・啓発などの取り組みを担う。2008年のG8洞爺湖サミットに向けて国際協力NGOをネットワーキングした経験を活かし、MDGsの推進のためのネットワーク「動く→動かす」を設立。SDGsの実施とともにネットワークを「SDGs市民社会ネットワーク」に改組し、17年より専務理事、18年に業務執行理事に。

第2部

富永 美保(特定非営利活動法人しんせい事務局長)

2011年よりJDF被災地障がい者支援センターふくしまの職員として避難障がい者ための「交流サロンしんせい」を担当する。

サロンでは福祉サービスにつながらない避難者も受け入れ、幅広い方々が共に活動する場つくりを行ってきた。また、2013年からは特定非営利活動法人しんせいの理事として「企業」×「NGO・NPO」×「避難の続く福祉事業所」の協働の仕事をつくり、魔法のお菓子ぽるぼろんやミシンの学校を立ち上げる。

山口明宏(山口産業株式会社代表取締役社長)

1938年に創業した同社では、1990年より植物タンニンで皮をなめす独自のなめし技術「ラセッテー」製法を開発。2015年には製造する全ての革をラセッテーなめしに切り替えて、人と自然と環境にやさしい革づくりに取り組む。その他イノシシやシカなど野生獣の革を活用するMATAGIプロジェクトの推進など、生産者としてSDGsの実現に向け取り組む。

蟹江 杏(版画家。 東京生まれ。「NPO法人3.11こども文庫」理事長)

「自由の森学園」卒業。ロンドンにて版画を学ぶ。新宿区・日野市をはじめ各地の都市型アートイベントにおいて、こどもアートプログラムのプロデュースやコーディネートを手がける。東日本大震災以降は、「NPO法人3.11こども文庫」理事長として、被災地の子ども達に絵本や画材を届ける活動や、福島県相馬市に絵本専門の文庫「にじ文庫」を設立するとともに、同市の「LVMHこどもアートメゾン」でのアートワークショップをプロデュース。文部科学省復興教育支援事業としての、コーディネーターをつとめている。

長島 美紀(SDGs市民社会ネットワーク業務執行理事、認定NPO法人Malaria No More Japan理事、合同会社ながしま笑会代表)、政治学博士。

これまでさまざまなNGOの業務を経験。理事を務める認定NPO法人Malaria No More Japanでは「ZEROマラリア2030キャンペーン」を運営している。2016年からは、歌手マドンナのパーソナルシェフを通算10年間務めた西邨マユミのエージェントとして、食と健康と環境に配慮した活動を自身の会社でも展開。SDGs市民社会ネットワークでは、広報活動や渉外業務など担当。

星野 智子(SDGs市民社会ネットワーク業務執行理事、(一社)環境パートナーシップ会議副代表理事)

環境・開発に関する国際会議や、ESDの推進、生物多様性やG7サミット、環境大臣会合等における環境NGO活動にかかわる。現在(一社)環境パートナーシップ会議副代表理事としてSDGsの推進・普及や対話の場づくりなどパートナーシップ推進を行っている。他にNPO法人日本NPOセンター、(一社)海外環境協力センターの理事、持続可能なスポーツイベントを実現するNGO/NPOネットワーク(SUSPON)の副代表等を務めている。

 

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