【動画公開のお知らせ】食料危機、ウクライナ危機、気候危機という「3つの危機」
6月28日、SDGs市民社会ネットワーク(以下、SDGsジャパン)は、オンラインイベント「折り返しまで来たSDGs。達成への処方箋~三重苦をどう越えるのか~」を開催しました。
イベントには、NPO/NGOをはじめ、民間企業、学校・医療・福祉関連の機関、メディア、研究機関、学生・生徒、政党や議員など、100名を超える方にご参加いただきました。
はじめに、三輪敦子共同代表理事より、このイベントのテーマである三重苦(気候危機、コロナ危機、ウクライナ危機)について、これらを想定しなかった危機と認識してしまうことが正確なのかどうかという提起がありました。
「1980年代から課題とされてきた気候危機をはじめ、平和についても、私たちは見たくないこと、あるいはどうにかなると思っていたことに、どこかで目をつぶっていたのではないかと考えさせられます。しかし三重苦の危機に瀕しながらも、SDGsが、私たちが現在手にしている最も包括的な処方箋であることは確かだと考えます。私たちは、危機を乗り越える英知を模索する必要があります。」
続いて、3人の登壇者から以下のテーマでお話をいただきました。
【コロナ×食糧危機とSDGs】
関根佳恵さん (家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン常任理事)
<資料はこちら>
【ウクライナ危機×法と正義とSDGs】
川崎 哲 さん (ピースボート共同代表 / 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員)
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【気候危機×エネルギー政策とSDGs】
桃井貴子さん (気候ネットワーク東京事務所長)
<資料はこちら>
*本イベントでは、情報保障の質の向上のために手話通訳と要約筆記を導入しました。動画では手話通訳のみご覧いただけます。
*講演の後の質疑とディスカッションは、動画の公開をいたしません。
閉会挨拶では大橋正明共同代表理事が、3人の講師のお話はそれぞれ別の分野ではあるがすべてがつながっているとした上で、「想像力を広げて共感力を持って共生する」という決意を個々人が市民として育て上げなければいけないと述べました。
「大変な時代が来るけれども、私たちは平和を求めて生きる力、平和に生きる権利をSDGsの導きの答えとして打ち出していきたい。そのためにも世界中の市民社会が国際的に手を繋ぎ、頑張って前に進むことが大切だ。」
SDGsジャパンはSDGsの達成を目指して活動する市民社会組織を中心としたネットワークです。今回発表いただいた講師が所属される団体も、SDGsジャパンにご参加いただいています。ネットワークをさらに広げ、「誰一人取り残さない」社会を実現させるため、ぜひ皆様のご参加をお待ちしています。
*この事業は一部地球環境基金の助成を受けて運営しました。
<お問合せ先>
SDGs市民社会ネットワーク事務局
担当:久保田
03-5357-1773
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