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【開催報告】SDGsジャパン主催トークイベント「障害者はなぜ「見えない存在」なのか」

3月8日にSDGsジャパンが主催するトークイベント「障害者はなぜ「見えない存在」なのか」 が開催されました。


2015年9月25日第70回国連総会で採択された「2030アジェンダ」は、「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」ことを誓い、そのために最も送れているところに第一に手を伸ばすという決意を表明するものでした。


SDGsジャパンは、設立以来一貫して、この「誰一人取り残されない」という強い決意のもと、「なかったことにされている人々」や「声があげられない人々」等、周辺化されている一人一人の声を拾い上げ、政策立案の場に届けることを命題に活動してきました。


今回のトークイベントは、障害者がなぜ「みえない存在」になっているのか、SDGsジャパン理事でもあり、認定NPO法人ディーピーアイ日本会議 副議長を務める中西由起子さんを迎え、日本で長く「見えない存在」とされ、時に差別と排除の対象とされてきた障害者の問題をどう考えればよいのか考えました。


1時間のトークイベントでは中西さんより2016年におきた津久井やまゆり園の事件から始まり、長期収容と管理体制は、障害者だけではなくすべての人が持つ「リスクを犯す権利」を奪うものであるということ、障害者権利条約では機会の平等が保障され、自己決定権がすべての人にあることに反するのだという指摘が行われました。


日本では障害を持っていることを隠したり、プライバシーの尊重から聞いてはいけないという風潮がありますが、聞かないことで、かえって「見えない存在」「見ない存在」にしているという指摘は非常に示唆に富むものでした。


当日の様子の映像を公開しましたのでぜひご覧ください。





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