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第1回SB研勉強会「SDGsと人権①~人間の安全保障の観点から~」

2023年に発足した、持続可能な開発のための2030アジェンダ(以下、2030アジェンダ)およびSDGsから抜け落ちた課題、論点を議論する、研究会「SDGs&Beyond30研究会(SB研)」。


2月16日に第1回研究会が開催されました。


 

第1回「SDGsと人権①~人間の安全保障の観点から~」

  • 2/16(金)14:00~16:00

  • オンライン形式

  • 司会:長島美紀(SDGsジャパン)

会議次第

 大橋正明・SDGsジャパン共同代表理事より趣旨説明

 講師より「SDGsと人権~人間の安全保障の観点から~」基調講演

 コメンテーターよりコメント。とりわけSDGsと人権について

 コアメンバーより質問、ディスカッション

 閉会


ディスカッションポイント

  • 2030アジェンダでは人権尊重が記載されており、SDGsの根幹は人権保障にある。しかしSDGsが人権そのものとして認識あるいは議論されることが少ないのが現状だ。他方、ODA大綱にも「人間の安全保障」が組み込まれており、とりわけ日本では、人権という観点からSDGsを推進する人間の安全保障の意義はきわめて高いと考える。そこで改めて人間安全保障という概念が、人権概念とどう結びつくのか、改めて考えた。

  • 日本政府が注力する人間の安全保障という取り組みで人権を実現させるという、人間の安全保障フォーラムの取り組みを学ぶことは、今後人権ベースのSDGs実現を政策提言の柱に据えるSDGs市民社会ネットワークの活動にとっても有意義と考える。ぜひ、人間の安全保障を実現するためのツールとしてのSDGsという考えに対し、人間の安全保障と人権の関係について、また人権ベースのSDGsを実現するためにどう人間の安全保障を活用できるのか、議論を深めた。


講師:高須幸雄氏(NPO法人人間の安全保障理事長、元東京大学及び政策大学院大学特任教授/中部大学客員教授)

NPO法人「人間の安全保障」フォーラム理事長、国際連合事務総長特別顧問(人間の安全保障担当)、日本ユニセフ協会副会長、中部大学客員教授。外務省に入省後、国連日本代表部参事官、国連政策課長、インドネシア公使などを歴任。1993年国連事務次長補(財務官)として、国連の予算・財政を総括。1997年国連日本代表部大使として、国連安全保障理事会で日本代表。2000年外務省国際社会協力部長に就任し、人間の安全保障、感染症、気候変動に関する国際協力を推進。在ウィーン代表部大使を経て、国連日本政府代表部常駐代表を務め(2007-100年)、安保理議長に2回就任。2012年から2017年5月まで国連事務次長(行政監理局長)として国連の管理全般の責任者。2010年以来事務総長特別顧問を務めている。元東京大学及び政策研究大学院大学特任教授


コメンテーター:若林秀樹(NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)理事、THINK Lobby 所長、国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン理事、アジア開発連盟アドバイザー)

NGOs、民間企業、労組、外交官、参議院議員、米シンクタンク研究員等の幅広い経験を踏まえ、国際人権問題、SDGs最前線で活動中。ビジネスセクター、大学、NGO等、講演・コンサル実績多数。「ビジネスと人権」では、市民社会プラットフォーム代表幹事、外務省の関連委員会の諮問委員を務める。


参考資料:

● 朝日新聞特設サイトwith Planet「「ビジネスと人権」なぜ重要なのか 企業活動に不可欠な取り組みとは」(若林氏の執筆)

● 「国際協力と人権」 (発行:外務省 作成:JANIC 2022年3月発行)




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