【参加報告】日本政府の「SDGsに関する自発的国家レビュー(VNR)報告書(案)」ステイクホルダー会議に参画しました
- sdgsjapan
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3月21日には、SDGs推進本部(担当:外務省)の呼びかけで、有識者や市民社会、ビジネス関係者等からなるSDGs推進円卓会議委員とその関係者を中心に「VNR実施に向けたステイクホルダー会合」が開催されました。
SDGsジャパンは、政府VNR報告書案執筆担当者と、報告書案の作成中に2度の非公式会合を持ち、市民社会の目線で作成した「SDGsスポットライトレポート2025」を基に、「誰も取り残さない」SDGsの実現に向けて意見交換を行ってきており、その対話の中で3/21のステイクホルダー会合開催への協力に至りました。
【当日の概要】
ステイクホルダー会合のプログラムは3部構成で、第1部に挨拶、第2部が4テーマに分かれての分科会、そして第3部で全体フィードバックとなっており、SDGsジャパンからは、主に事業ユニット幹事が4分科会のファシリテイターと会場参加者として参画しました。また日数は限られていましたが会員の皆さまに広くハイブリッド開催へのオンライン参加を呼びかけました。

2016年に始まったSDGsが、それぞれの国でどのように実施されているか、各国政府が何年か分の進捗をまとめて国連で発表する自発的国家レビュー(VNR)。日本政府はこれまで、2017年と2021年に2回VNRを行っており、その様子を記憶されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、2025年7月のハイレベル政治フォーラム(HLPF)、日本政府が4年ぶりに3回目のSDGs進捗報告を行うにあたり、VNRのプロセスが動き始めています。3月19日に発表された政府報告書案ならびに1ヶ月のパブコメ期間(4月18日まで)も、その一部です。
国連事務総長からのガイドラインでは、VNRプロセスについて、国の政府だけで行うのではなく、SDGs達成にむけた取り組みに関わる多様なステイクホルダーの参画が推奨されています。その面からも、今回の日本政府のVNRプロセスは時期的に前回より前倒しで行われ、形式も開かれたものになっていることをSDGsジャパンは評価し、その旨を先日提出したSDGsジャパンのパブコメにも記載しています。
現在、日本政府VNR報告書案へのパブコメ募集期間中で、〆切は4月18日23時59分です。くわしくはSDGsジャパンが作成したパブコメガイド(基本編・内容編)をぜひご覧ください。また、「SDGsスポットライトレポート2025」もご活用いただけますと幸いです。
ひろく一般からの声も反映された最終版が、2025年7月14−23日にニューヨークで開催されるハイレベル政治フォーラム(HLPF)で発表の予定です。VNR、そしてそのあとのSDGs進展からも、まだまだ目が離せません!
参考リンク:
日本政府の過去のVNR(Youtube):2017年(当時のキャンペーン)・2021年
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