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【開催報告】 SDGs市民カレッジ特別講座


NPOと協同組合の連携強化と人材の育成と、SDGs達成につながる課題の解決を目指して、SDGsジャパンと日本協同組合連携機構(JCA)による防災をテーマとした「SDGs市民カレッジ特別講座」が、2月17日に開催されました。


同講座は、SDGs達成、協同組合とNPOの相互理解・交流促進と人材育成を目的に企画されたもので、協同組合及びNPOの若手職員の6名により構成された実行委員会によって、企画されました。


◆開催概要

日 時:2024年2月17日(土) 11:00~16:00(開場10:45)

参加者:23名(一般参加13名(学生、若手・中堅社会人など。2名は子ども)、実行委員5名、世話人1名、事務局4名)


◆会場

けやきの森の季楽堂(東京都練馬区早宮)


◆主催者

SDGs市民カレッジ特別講座実行委員会2023

(所属団体:日本生活協同組合連合会、日本コープ共済生活協同組合連合会、こくみん共済COOP、日本自然保護協会、シャプラニール=市民による海外協力の会)


◆プログラムと内容

①オープニング「SDGsについて学びながら、参加者同士の取り組みを知ろう!」

趣旨説明と流れを紹介して、参加者同士で自己紹介をしあう、アイスブレイクを実施。その後は、企画のテーマである防災とSDGsの関係性について、バングラディシュの災害や気候変動の現状、世界防災枠組みなどを紹介しながら参加者に説明を行いました。



② 防災食でランチ「簡単な調理にチャレンジしながら、実際の食品を食べ比べてみましょう!」

メニューごとに分担して、ポテチサラダやチリコンカンを作りました。包丁もボウルも使わずポリ袋で調理します。子どもたちも喜んで作業していました。

食べている間に、能登半島での支援活動を行っている実行委員の一人から現地報告を行い、災害地の大変な状況について紹介しました。



③ 野外フィールドワーク「ミニ防災まち歩き。ハザードマップと街並みを比べてみましょう! 」

3~4人ごとに分かれて街にある防災のサインを探しながら歩きました。コンビニや自販機に防災のメッセージがあるなど、新たな発見がありました。


④サバイバルブレスレット作り「パラコードで作る防災アイテム。いざという時に活用!」

カラフルなヒモを編んでブレスレットを作ります。最初は難儀でしたが、やっていくうちに面白くなって全員が集中していました。


⑤ クロージング「防災で大切な視点とは?未来へのアクションプランを作りましょう!」

災害時にどんなことを優先するかを考えるワークが行われ、各自の考え方の違いを体験してもらい、自分以外の人たちの考えを想像する重要性をお伝えしました。



◆開催結果

9割以上の参加者から、「満足できる企画だった」との回答がありました。

「防災の優先順位では立場を変えて考えることが大事で、影響を与える大きさも考える」

「防災クッキングを子どもと体験し、災害にあった時を想像して食器のない食事をしたり、石川の様子を学びながら体験できてよかったです」

「自分の住んでいる地域をまず知ることの大切さとこうして誰かと一緒に対話を考えることの大切さを感じました」

「若い人に伝えていく工夫を考えたい」

などのコメントをいただきました。


実行委員からは、

「文化が異なる他団体とも、対話を重ねていけばチームワークができて、イベントを立案から実行までできることが分かった」

「外部組織の方と一つの目標に向かって取り組むという経験はなかったので、協力しながらゼロから一つのイベントを企画運営できたのは大変貴重な経験となった」

などの感想がありました。


SDGs達成にはいろいろなテーマや方法がありますが、同じ方向に向かって一緒に課題解決をしていく貴重な経験となりました。

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