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SDGs Runners 八千代エンジニヤリング株式会社様(SDGsジャパン企業会員)


当企画はSDGsジャパンの学生ボランティアによる、各セクターのSDGsへの取組み事例を取材する企画です。SDGsジャパンの企業会員にご登録されている八千代エンジニヤリング株式会社の方々にお話を伺いました。上のお写真は八千代エンジニヤリング様による「ガーナ国地方電化計画」のビフォーアフターです。街に電気インフラが通る様子を確認できますね。

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SDGsに取り組むきっかけ

八千代エンジニヤリングは事業そのものがSDGsに関係があります。1963年創設以降、総合建設コンサルタントとして人々が安全で豊かな暮らしができるように社会資本整備に貢献してまいりました。時代と共に建設コンサルタントの枠組みも広くなってきています。今や社会インフラに関わる事業は、環境や電力、地域活性や発展途上の貧困や経済への支援などが複合的に絡んでいます。これからも社会に必要とされる企業であり続けるために、このような変動する問題を解決しSDGsに貢献します。


SDGsに取り組む中での苦労

インフラ開発事業は日本国内だけでなく、我が国の政府開発援助(ODA)の事業として日本国外で行う場合も多々あります。たとえば橋梁事業をする際には、日本の建設の強みである「耐震性」「耐久性」「高品質」よりも安価さや派手さに重きを置かれる場合もあるので、そうしたときは現地で説得するのに苦労します。


SDGsへ若者ができる取り組み

日本にいると色々と恵まれていてSDGsに実感が湧きにくいと思います。サブサハラ・アフリカでは、電気を使える人は国民の半数以下という国が約5割あり、実際に頻繁に停電する現地に行ってみるとSDGsに対して、より自分事になれるのではないでしょうか。日常生活でもSDGsに向き合える機会はあると思います。たとえば家庭でもフードロス、ゴミ分別など身近な問題もありますから、そういった身近な問題から学生時代にSDGsに向き合って、得た意識や知識を社会に活かしていくのもよいのではないでしょうか。


2030年(SDGs目標達成)までに意欲的に取り組みたいこと

当社の技術サービスをどう貢献できるかを照らし合わせて考える必要があると考えます。経営の戦略にSDGsをどう取り組むかを考える一方で、当社の場合、通常の事業や災害時の対応をさらに推進していくこともSDGsの達成には必要不可欠です。個別に見るとSDG14の指標でもある海洋プラスチック汚染の研究を現在行っており、RIAD(River Image Analysis for Debris transport)※1の開発等行っておりますが、SDGsに掲げられた指標の達成にはまだまだ遠いので努力する必要があります。


※1海洋ごみの大部分が起源となっている陸域から河川経由で海域に流出するプラスチック等の浮遊ごみ(川ごみ)の実態把握が可能となり、現在、社会課題となっている海洋プラスチックごみの解決に資するシステム。

 

八千代エンジニヤリングが支援されている国は発展途上国が多い印象を受けました。なぜ、発展途上国は現地組織だけだと上手く行かず、支援を受ける必要があり自立できていないのでしょう?——日本も戦後は海外から高速道路の整備など様々な支援を受けていました。日本は1990年代にようやくその費用を全て返済したところです。今は打って変わって、日本は先進国として発展途上国の自立を支援する責任があります。ギブされた分、テイクを世界に還元する必要があるのです。自立している企業ももちろんあります。過去、日本が支援していた国でシンガポールは既に日本を追い抜き、タイやマレーシアもそれに続く勢いを見せております。



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