SDGsに関する政党アンケートの実施及び結果について
SDGsジャパンは、2021年秋に行われる第49回衆議院議員総選挙に向け、各党のSDGsの取り組みを調査することを目的に、6月下旬に8政党にSDGsに関するアンケートを実施し、6政党(公明・立民・共産・国民・社民・維新)から回答をいただきました。
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SDGsジャパンは国会に議席をもつ政党や議員とSDGsに関する対話を実施し、国会での「誰一人取り残さない」SDGsの議論の活発化に努めています。
【2020年12月〜2021年6月の対話の実績:自民、公明、立民、共産、維新、国民】
今回のアンケートでは、以下の2点が指摘されます。
1)SDGsの理念に沿った政策決定の重要度と緊急度
「SDGsの理念に則った政策決定は重要だと考えているか」の設問に、回答いただいたすべての政党が「非常に重要」と回答しました。また、SDGsの「重要性」と「緊急性」に関してもすべての党が「非常に高い」と回答しています。
これは、6つの政党のうち5つの政党がSDGsをテーマとする委員会やプロジェクトチームを設置していること、また、設置していない政党でも、政務調査会でSDGsを取り上げていることからもわかります。これらSDGsに関する会合では社会の持続可能性に焦点を当て、分野横断型の議論がなされています。SDGsジャパンは「誰一人取り残さない」というSDGsの基本理念に則り、市民社会の声、特に脆弱な立場に置かれている人々の声を政策提言として政党に届けています。
2)衆院選でのSDGs
今年10月下旬までに開催される予定の衆院選に向け、回答のあったすべての政党が「選挙公約や政策集、政党パンフレットでSDGsについて述べる」と回答しています。SDGsジャパンは衆院選に向けたこれらの資料を集約し、各政党のSDGs達成に向けた姿勢、取り組みを発信します。
国連では7月15日まで、閣僚級ハイレベル政治フォーラム(HLPF)が開催されており、各国のSDGsに関する進捗の報告や情報の共有が行われています。HLPFは毎年7月に開催されるグローバルレベルでのSDGs進捗のフォローアップの会合です。
このHLPFで、日本政府はSDGs進捗に関する自発的国別報告書(VNR)を発表します。VNRでは「VNRを通じて明らかとなった進捗と課題を踏まえて、2030年のSDGs達成 に向けた取組を今後いかに加速していくかが重要」と述べられており、SDGsの実践に向けた政策施策の立案と実施が求められています。 <日本VNRはこちら>
SDGsジャパンは、市民社会からの政策提言活動などを通して「誰一人取り残さない」SDGsの達成を目指しています。今後も行政府、立法府と連携しSDGs施策の充実に向けた働きかけをしていきます。
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